インクいろいろ

インクで書くを愉しむ

昔から万年筆に興味があって、文字がスラスラと書ける心地良さが好きでした。ただ、左利きの方にはお分かりいただけると思いますが、書きたての文字の上を手で擦る形になり、
渇きの遅いインクですと文字を擦ってしまって紙と手が汚れてしまいます。

当時の万年筆のインクは、渇きが少々遅かったので私には万年筆は向いていないなと思い込んでいました。しかし、文房具屋さんに立ち寄って、店員さんが試し書きをさせてくれたり、
インクの説明をしてもらったことで、以前は縁遠く感じていた万年筆との距離が一気に縮まりました。
そのことは『Pelikanの万年筆』に万年筆を再び使いだした経緯を書いていますのでよかったら読んでみてください。

今ではインクの速乾性が非常に優れていて、文字が滲んでしまってノートや手を汚すことがなくなりました。近頃、文房具屋さんでは
「ガラスペンコーナーには、とても美しい
ガラスペンがショーケースに並んでいて、同じ場所にはさまざまな種類のインクも豊富に取り揃えられています。

インクの名前も幻想的なものもあったり、インクを自分好みにブレンドしたり、インクの専門店があったりとインクの世界は広がるばかり。『インク沼』と言われる、インクの世界に入ってしまったら出るに出られなくなりそうです。

私はインクを扱うのにまだ慣れていないので、まずは定番の色から始めてみようと思い、気に入った色を揃えています。
『Pelikan』に入れているのが、『Pelikan』専用のインクでブルーブラック。
他にはブラック・ロイヤルブルー・ターコイズ・バイオレット・ダークグリーン・ブラウン・レッド・ピンクのラインナップがあります。

『midori』のつけペンに使用しているのが、「MD Paper」のGrayとGreenです。
他には、ブルー・ネイビーブルー・ブルーグレー・レッド・ダークレッド・オレンジ・イエローがあります。

『kaweco』に入れているインクは、可愛らしい
スウィーツの名前が付いています。「Monteverde」のチョコレートプディングです。他には、バースデーケーキ・ブルーベリーマフィン・ブルーベルベットケーキ・
チェリーデニッシュ・アイシングクッキー・
キーライムパイ・パンプキンケーキ・

ストロベリーショートケーキと今にも食べたくなってしまいそうな甘い名前が並んでいます。慣れてきたら、万年筆でデッサンをして水ペンでグラデーションをつくったりとインクでいろいろと遊べたら楽しいだろうなあとワクワクします。