ミニペンの存在感

ロメオNo.3ミニだから

『ロメオ No.3ミニ』をネットで見かけたとき、その小ささにもかかわらず、見た目のゴージャスさと控えめで上品な佇まいに惹かれました。
好きな手帳には、少し背伸びをしてでも素敵なボールペンをセットしたいといつも思っていたので、この『ロメオ No.3ミニ』は、まさにずっと夢見ていたボールペン!


ここで少し『ロメオ』についてお話をしたいと思います。
1914年に伊東屋さんがオリジナル万年筆として作られたのが『ロメオ万年筆』。
長い時を経て2004年の100周年に初代のデザインを受け継いで作ったのが『ロメオNo.2』。そして、5年後の2009年に大正時代の原型を元に現代のビジネスシーンに合うように作られたのが『ロメオNo.3』のボールペンが誕生。
筆記時のバランスを追求し、ロゴマークが刻まれた金属部分に重心が置かれ、左右に均等に重さが分散するように設計されているそうです。

その中でお迎えしたのが、M5手帳にぴったりのサイズである『ロメオNo.3 ミニ』。
小さいながら軽すぎず、適度な重さがあるため、紙の上でペンを走らせると、しっかりとしたグリップ感で文字を書くことができます。

芯は、ノックをして出すのではなく回転式タイプ。時計の時刻を合わせる「竜頭」がモチーフだそうです。「大切な時間をこの筆記具と共に過ごしてほしい」という想いが込められているとのことです。詩的で素敵な願いが感じられますね。

色は3色展開
●イタリアン・ブルー
●イタリアン・レッド
●ブラック
本体:10✕110mm
重さ: 21g
材質:アクリル、真鍮+メッキ

毎日持ち歩いている『Filofax malden mini』のペンホルダーは、伸縮性がなく、小さめ。
なかなかぴったりくるサイズのボールペンがなくて・・・。
伊東屋さんで店員さんが手帳のペンホルダーにペンを入れさせてくださるとサイズはジャストフィット。
こんなにピタッとくるとは!

色は、どれも素敵だったのですが、今回は、手帳の色を選ばない、シックな黒に決定。出会うべくして出会ったペンと言えるかもしれません。
万年筆やボールペン、シャープペンシルといった身近な筆記具は、どのシーンにおいても大切な存在であり、自分を表現する相棒です。毎日使う、お気に入りの手帳に書き込むための筆記具は、長い付き合いになるため、使うほどに愛着が増し、手放しがたくなるものです。そんな筆記具だからこそ、じっくり考えて選びたいですね。