Filofax malden special edition
この日は、以前から気になっていた手帳を『NAGASAWA 梅田茶屋町店』に見に行こうと決めていました。仕事帰りに寄るつもりだったので、テンションも上がり、仕事がはかどりました。お店まで徒歩で少々距離があったので、道すがら手帳のことばかり考えていました。
「もし、在庫がなかったら…、M5サイズは取り扱っているのかな…」、「もしも、なかったらそれは縁がないのかも…」と頭の中は手帳の事ばかり。
人との出会いだけでなく、物との出会いも特別なものと感じることがあります。商品が手に入らない時、諦めるのではなく、むしろ「今の自分にはそれが必要ないのかもしれない」と感じます。
結局、M5サイズだけがなくて「縁がなかったか…」と少々がっかり。すぐに気を取り直して、他の手帳を見ていると『Filofax』が並べられている棚にくぎ付けになりました。『Filofax 』のMaldenシリーズ miniサイズは、お財布手帳としてオークルカラーとストーンカラーを持っていたのですが、目の前には、見たことのない色が展示されていました。
私のシステム手帳の始まりは、『Filofax』の6穴ポケットサイズからでした。(かなり前になるので、もう手元にはないですが・・・。)
それからバイブルサイズのOriginalシリーズをしばらく使用していて、最近では、Maldenシリーズ のminiサイズや持ち歩き手帳としてOriginalシリーズの日本限定モデル(ネイビー)miniサイズを使用していました。
そして、目の前には、他のメーカーの製品にはまだ見たことのない色の『Filofax malden』が、展示されています!!初めて見る色だと店員さんに伝えると『スペシャル・エディション』だと教えていただきました。チャコールのアンティーク調レザーに金色のステッチとリングや金具も全てゴールドが特徴のマルデン限定モデルだそうです。リング径は、15mmあるのでリフィルを沢山挟みたい私にとっては、ベストな大きさ!
背面ポケットが大きいのでシールやカード式マステなどをいれてカフェで手帳活したり、財布と手帳の機能を持っているのでこれ一つで軽くお出かけも出来ます。
【手帳の特徴】
背面にオープンポケット1つ(お札が入る大きさ)・ジッパーポケット1つ(小銭・鍵などを入れることもできます)・左側内ポケット2つ(カード等が入る大きさ)・右側内ポケット2つ(名刺も少数入ります)そして、ペンホルダーが1つ。
『Maldenシリーズ』の革は、柔らかくて上質な質感を持ち、触り心地も使い心地も非常に良いです。チャコール色と金色のコントラストは、上品で一瞬で心を奪われ、ためらうことなく、即決でした。
「出会いって本当にある」と感じた瞬間です。
『Filofax』のシステム手帳は、どのシリーズもしっかりとした造りで、M5の小さな手帳の中では、リング径も他の手帳メーカーと比べてみても、比較的大きめのものが多いため、多くのリフィルを挟みたい方に向いている手帳と言えます。
●Filofaxの歴史●
現在の社名である「ファイロファックス」の由来は、混乱する戦時中まで遡るそうです。
空襲でオフィスが全焼して無くなったにもかかわらず、秘書のグレース・スカールが、個人的にまとめていた顧客名簿をもとに、顧客全員に「リフィルの生産は続けています。いつでも注文して下さい。」という旨の手紙を送り続け、それがファイロファックスの危機を救う事になったという。秘書のグレースの顧客名簿の呼び名が“File of Facts”(真実のファイル)だったことから、短縮して『Filofax』となり、それが、社名の由来となったそうです。
『Filofax社』は、1921年に英国で設立され、国際規格となるバイブルサイズの創始でもあるとかかれています。