つけペンに夢中

ペン先が、真鍮!

kakimori『メタルニブ-真鍮』
「書きたい時」・「描きたい時」にサッとインクを付けて楽しめる「つけペン」です!

ネットでこの「真鍮のつけペン」を使って、可愛らしく素敵な絵を描いている方を見かけたのですが、ある時、そのペン先が気になり始めました。普段、使い慣れていた万年筆のペン先の形とは、大きく異なっていたのです。

蔵前に拠点を構える「ALLOY」のデザイナー、山崎勇人さんの設計だそうです。これまでにない形のペン先は、先端に丸みを持たせ、丹念に研磨を重ねることで、金属とは思えないほど滑らかな書き心地を実現したと言われています。

木軸に装着したペンの先をインクボトルにそっと浸すと、精巧に刻まれた溝にインクが吸い込まれていきます。

ペンを持つ角度によって文字の太さが変わるのが特徴です。
ペン先を寝かせると文字は太くなり、立てると文字は細くなります。金属とは思えない程、滑らかで引っ掛かりもなく美しい線を書くことが出来ます。

インクの色を変えるときは、ペン先を水に浸し、柔らかい布でそっと水分を拭き取ります。インクボトルにペン先を浸けるときや、水洗いするときも、底に触れないように気を付ければ、ペン先を傷めずに使えます。

絵を描いたり文字を書いたり、気軽にノートを綴ることができるつけペンです。ホルダーにはさまざまな種類がありますが、私は真鍮との相性が良さそうな温かみのあるウォールナットのホルダーを選びました。

これから楽しみなのは、真鍮の経年変化です。気軽に使えて遊べるこのペンで、大好きな文字を綴ったり、絵の練習をしたりしています。すぐに使えるよう、私は目の前のペン立てにさしています。使えば使うほど愛着が湧き、つけペンに慣れ親しんでいく過程を楽しんでいます。