ギリシャ神話に魅せられて

イタリアの美しき万年筆

『Talentum Dedalo Bianco タレンタム・デダーロ・ビアンコ』
以前からとても気になっていたイタリアの万年筆、アウロラ。

『アウロラの万年筆』は、100年以上の歴史を持つ老舗ブランドで、今でも世界中で高い評価を受けています。1919年にイタリアのトリノで創業され、ペン先からクリップ、ボディに至るまで自社工場で生産している、数少ないイタリアのトップメーカーのひとつ。

クラシックでエレガントなデザインと、細部にまでこだわった高品質で知られるアウロラの万年筆は、滑らかな書き心地を追求して作られています。職人さんたちが、一本一本手作業で丹念に仕上げており、その手仕事が万年筆の魅力をさらに引き立てています。さらに、アウロラは歴史的なイベントや人物からインスピレーションを受けた特別なコレクションも展開しており、多くの人々に愛される理由の一つといえるでしょう。

アウロラ万年筆の『タレンタム』シリーズは、2020年に始まり、古代ローマの都市タレンタム(現在のイタリアのタラント)にちなんで名付けられたそうです。

そのデザインや素材の美しさが注目されていて、クラシックな雰囲気を持つ万年筆として人気があります。
また、『ビアンコ』はイタリア語で「白」を意味し、ペンのデザインや色合いに白を基調としたエレガントな雰囲気が特徴。キャップに刻まれた幾何学模様は、光の加減によって美しく輝き、目を奪われます。この模様は、ギリシャでは建築装飾、ローマでは絵画やモザイクに用いられたものだそうです。
美しい外観と優れた書き心地を兼ね備えたこの万年筆は、日常の筆記や特別な機会の贈り物としても人気があり、アウロラの製品はその高い品質と細部にまでこだわる姿勢から、書くことを楽しむための特別なアイテムとして評価されているそうです。

毎日の持ち歩き手帳は、M5サイズを使用していて、TODOリストやカレンダー、メモなどを書き込んでいます。そして、家ではその日にM5サイズの手帳に記した内容をHB×WA5サイズのメイン手帳に書き写し、その日の気づきや気持ちを書き留めるのが日課。毎日使うノートなので、自分だけの特別な万年筆が欲しいと考えていました。大好きな手帳には、お気に入りの筆記具で書き綴ることが、手帳を使う際の至福のひととき。

この『タレンタム・デダーロ・ビアンコ』は、手に取るとしっくりと馴染み、安定感があり、長い文章を書いていても疲れを感じず、どんどん書き進めることができます。
精緻なデザインと上質な素材で作られており、手に取るとその高級感も伝わる逸品。
ペン先は滑らかで、インクが紙の上をスムーズに流れるため、書き心地が素晴らしい。
また、私は左利きですが、文字がかすれることもなく、書いていて違和感もなし。ストレスフリーな書き心地は使えば使うほど楽しくなってきます。
この万年筆とは、長い付き合いになりそう。

この『タレンタム・デダーロ・ビアンコ』は、555本の限定販売で、一本一本にシリアル番号が振られています。私のものには330番の刻印。万年筆のペン先は、アラベスク模様が刻まれた14金のローズゴールドで、長さは136mmと大きめのサイズになります。キャップ径は15.3mm、重さは34gです。

大きめのサイズの場合は、コンバータが付いていない場合がありますが、この万年筆は、カートリッジでもコンバータでも両方使用できます。
万年筆の色は、ボディカラーがホワイトの『タレンタム・デダーロ・ビアンコ』と、ブルーの『タレンタム・デダーロ・ブルー』の二色展開。
どちらも美しい色合いと品格。
毎日文字を綴るからこそ持っていたい特別な逸品です。